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デューン 砂の惑星 PART2 Dune: Part Two (2024)

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デューン 砂の惑星PART2

引用:公式サイト
惑星デューンをめぐる宇宙戦争が勃発!
ハルコンネン家の陰謀により、アトレイデス家は全滅。しかし、最愛の父とすべてを失うも、後継者ポールは生きていた。ついに復讐の時―。運命の女性・砂漠の民チャニとポールの、全宇宙を巻き込む最終決戦が始まる。

以下、ネタバレ注意。

 

ロケ地

砂漠のシーン①

ヨルダン ワラディム砂漠

 

砂漠のシーン②

アラブ首長国連邦 アブダビ リワ・オアシス بطين ليوا

 

皇女イルランのシーン

ブリオン家の墓 Tomba Brion (Arch. Carlo Scarpa) イタリア
イタリアの有名建築家カルロ・スカルパが1978年に建築した墓地。
ブリオンベガ社創設者のジュゼッペ・ブリオンの未亡人オノリーナ・トマシン・ブリオンによって1969年に発注されたという。



ネタバレ注意 妹アリアが!

ポール・アトレイデスの幻視(予知)シーンで、これから産まれる妹(アリア・アトレイデス)が成長した姿で登場する。
なんと大好きなAnya Taylor-Joyだった。
このシーンのみのカメオ出演だが、インパクト大!
原作では、フレーメンと共に過ごした2年間の間に生まれたという設定だが、映画では2年⇒2か月に短縮されたため、子宮からメッセージを送るという多少強引な設定に変わっている。
※ネタバレ注意
原作では、ウラディミール・ハルコンネン男爵は、このアリアによって毒針(ゴム・ジャバ―)で殺害される。この際、映画のポールのセリフのように、男爵に対し自分が孫娘であると明かしている。


ボディメイクに7~8時間!

ステラン・スカルスガルドは、ウラディミール・ハルコンネン男爵に変身するためのボディメイクのために7時間(~8時間)かかったと語っている。
撮影が終わると、それを落とすの2時間かかったという。
トイレに行かなくてもよいようにと薬も服用していたと、imdbで紹介されていた。


ネタバレあらすじ

皇女イルーランの日記

皇帝シャダム4世は、アトレイデス公爵家撲滅に加担したことを後悔していた。
娘である皇女イルーランは、父がアトレイデス侯爵家を裏切ったことや、ポール・アトレイデスの生存を察し、密かに日記に記していた。
(イルーランは、DUNEの語り部という設定になっている。)

予言

フレメンの部族長スティルガーは、ポール・アトレイデスと彼の母ジェシカ夫人を連れて、彼らの部族が潜んでいるシエチと呼ばれる場所へ連れていく。
2人をスパイではないかと疑う者もいたが、スティルガーは「外の世界から来た母子が砂漠の惑星アラキスに繁栄をもたらす」という部族に伝わる予言通りだと確信していた。

生命の水

フレメンは、ポールを救世主として受け入れるが、スティルガーはジェシカ夫人に彼らの種族の聖母(砂漠の教母)になるには、生命の水を飲まなければならないと告げる。
生命の水とは、アラキスの砂虫(砂蟲)が出す毒液であり、男性や訓練していない女性が飲むと死ぬと言われていた。
ジェシカ夫人は、生命の水を飲み、無事生き残り、過去の教母らの記憶の全てを受け継ぐことに成功する。
さらに生命の水の影響で、ジェシカ夫人の妊娠中の胎児(アリア)を目覚めさせ、2人は意思疎通出来るようになる。

チャニとの恋

ポールは、チャニと恋に落ち、部族の文化を吸収していく。
フレメンの言語を学び、フレメンの戦士としてサンドワームを乗りこなし、スパイスを採取しに来るハルコネン軍を襲撃していく。
フレメンの戦士になったポールは、新たな名前”ポール・ムアディブ・ウスール”を命名される。

フェイド=ラウサ・ハルコンネン

ウラディミール・ハルコンネン男爵は、ラッバーンに代わりに、甥のフェイド=ラウサをアラキスの者に任命する。
ベネ・ゲセリットの一員であるレディ・マーゴット・フェンリングは、クウィサッツ・ハデラックを身籠るため、フェイド=ラウサのもとにいき、彼の子を妊娠する。

ポールも生命の水を

ジェシカ夫人は、フレメン原理主義者らと合流するために、南へ向かう。
ポールは、恐ろしい結果をもたらす聖戦の予知夢を繰り返し見ており、北に留まることを決める。
その後、スパイスの密輸業者を襲撃した際、ガーニー・ハレックと再会し、アトレイデス家が隠し持っていた核弾頭の備蓄庫に案内される。
その後、フェイド=ラウサの攻撃により、フレメンのシエチが全滅し、ポールと生存者たちも南へ行かざるを得なくなる。
到着後、ポールも生命の水を飲み、昏睡状態になるが、チャニの涙と生命の水を混ぜたものをポールに与えると、ポールは生き返る。
その瞬間、ポールは時空を超えた千里眼を持つ能力を得て、アラキスで成長した妹アリアの姿を見る。そして、母ジェシカが実は、ハルコンネン男爵の娘だと知る。

 

リサン・アル・ガイブ

ポールは、南のフレメンの戦争評議会と会談。
群衆を奮い立たせ、自らを救世主のリサン・アル・ガイブ(外世界からの声)だと名乗り、最高権力者シャダム4世に挑戦状を叩きつける。
フレメンは、原子爆弾とサンドワームを使い、サーダカー(皇帝に仕える狂信的親衛兵)を圧倒し、皇帝シヤダム4世を捕らえ、ポールはハルコンネン男爵を処刑する。
さらに、ポールはイルラン皇女に求婚し、王位を賭け、フェイド=ラウサと決闘し、勝利する。
イルラン皇女は、父親のシャダム4世の命と引き換えに、ポールの妻になることを快諾する。ポールの決断にショックを受けたチャニはその場から立ち去る。

 

ラスト

ついにポールは皇帝となり、惑星アラキスのスパイスを掌握する立場となる。
シャダム4世はポールにひれ伏すも、今後は大領家との戦いがはじまることになる。
ポールの元を去ったチャニは、サンドワームに乗り、砂漠を走っていた。

~次作へつづく~

 

 

 

ひとこと

WOWOWでの放送を待っていたら、なんとNetflixでも公開。
昨晩、ところどころ観なおしながら、何時間もかけて鑑賞した。
結果、共感出来る人物は、チャニ1人に。
なにやら皆、狂信者に見えてきてしまった。

サンドワームも恐ろしいというより、大迷惑だよねと同情。
(ファンタビ好きすぎて、魔法動物に見えてきてしまうゆえ。)
毒液(分泌液?)を抜かれて、生命の水とか言われて重宝されても、ねえ。
音で呼び出され、乗りこなされるまでは良しとしても。

権力の頂点に君臨したいという欲は、単純に理解出来るが、ベネ・ゲセリット(女子修道会)の公家の婚姻と交配を利用して、未来を操ろうとする考えが恐怖だった。

とはいえ、砂漠での戦いのシーンの壮大さや、ティモシー・シャラメの美しさが堪能出来、大満足はしている。
ただ、いくら美しくても、自ら救世主だと名乗る人は信用できません。


 


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