引用:Netflix
2025 年齢制限:13+ 2時間 8分 SF
親を亡くした10代の少女が、あるミステリアスなロボットを連れて長い間行方知れずの弟を捜す旅へ。密売人の男とその口達者な相棒も仲間に加わり、力を合わせていく。
出演:ミリー・ボビー・ブラウン、クリス・プラット、キー・ホイ・クァン
以下、ネタバレ注意。
原作
「The Electric State」の原作は、スウェーデンのアーティスト、Simon Stålenhagが2018年に発表したディストピアSF作品「Passagen」(スウェーデン語で通路を意味する単語)。
ロケ地
採掘場跡地
ジョン・D・キーツの保管庫。
アトランタにある採掘場での撮影。
ドラマ「ストレンジャー・シングス」(S1)でも撮影に使われている。
上記Instagramは、採掘場での撮影中での一コマ。
Chris Prattの華麗なるランウェイ・ウォーク&ヴィクトリア・シークレット・ターンをご堪能下さい。
ショッピングモール
ロボットたちが避難場所として生活しているショッピングモール。
ジョージア州アトランタ郊外にあるショッピングモール”ノース・ディカルブ・モール”跡地での撮影。
2024年に取り壊し予定の店舗で、取り壊し前に撮影に使われたようだ。
博士がいたThe Happyland amusement parkは、セット。
ミリー・ボビー・ブラウンのとある1日の様子。
ネタバレあらすじ
1990年ロボット戦争
1990年、人間vsロボットの戦争が始まり、世界は大混乱に陥った。
セントレ社CEOのイーサン・スケートが開発した、人間の思考をロボットにアップロードできるニューロキャスター技術により、人類は戦争に勝利し、ロボットらは、制限禁止区域に追放される。
戦争後、ニューロキャスター技術が日常にも浸透し、多くの人々は、半植物状態で仮想生活を送ることを選択。作業の大半をドローンが行っていた。
1994年
ティーンエイジャーのミシェルは、荒れた生活を送っていた。
数年前、ミシェルは家族と共に自動車事故にあい、両親と弟を亡くしていた。
良い里親に恵まれず、現在はDVな里親テッドと暮らしている。
ある夜、ロボットのコスモが、ミシェルのもとに現れ、自分はミシェルの弟クリストファーが操っているロボットだと訴える。コスモを信じたミシェルは、コスモと共に弟を探す旅に出る。
旅の途中で、退役軍人のキーツとロボットのハーマンと出会い、キーツの案内でロボットが暮らす立ち入り禁止区域に向かう。
ショッピングモール
立ち入り禁止区域にあるショッピングモールで、ミスター・ピーナッツが率いるロボットの一団と出会い、交流を深める。
ロボットたちから話を聞き、弟を連れ去ったのが、家族の死をミシェルに伝えたアマースト医師だったことが判明する。
ミシェルは、アマースト医師から詳細を聞くことが出来たが、イーサン・スケートの命令でコスモを追うブラッドベリー大佐が操るセントレドローンが現れ、アマースト医師が殺され、コスモも連れ去られてしまう。
クリストファー
セントレは、並外れた知能を持つ植物人間状態のクリストファーを利用し、彼の意識を機械に統合させ、ニューロキャスター技術を完成させていた。
ある日、アマースト医師は、クリストファーがこん睡状態から目覚めたこのに気づくが、彼を永久的に利用したいと考えるイーサン・スケートから殺すと脅されてしまう。
アマースト医師は、セントレから逃走する直前に、クリストファーを外のネットワークと接続出来るようにしていた。
セントレへの侵入
アマースト医師のPCを利用し、ミシェルはセントレに侵入して、弟を救出しようと決める。ショッピングモールは、セントレドローンに攻撃され、多くのロボットが殺されていたが、生き残ったロボットらは、自由と尊厳のため、ミシェルと共にセントレへ向かうことを決める。
ロボットらがスケートのドローン軍団と戦う中、ミシェルはセントレの内部に侵入し、弟を発見する。ミシェルは仮想世界で弟と再会するが、弟は機械から切り離せば死ぬ運命にあった。
クリストファーの死
ミシェルはクリストファーの意思を尊重し、彼を機械から切り離しし、弟は死んでしまう。クリストファーの死により、ネットワークが機能しなくなり、ドローンロボットらは突然動かなくなる。
セントレのニューロキャスターも使用できなくなり、その後、スケートの悪事も暴かれ逮捕される。
ラスト
戦争によって荒廃した世界の復興が始まる。
ミシェルは、ニューロキャスター技術の悪影響を世界に放送し、平和を願う人々を立ち入り禁止区域に招待する。
ロボットのコスモは、廃品置き場に捨てられるが、最後にロボットが起き上がるシーンが映る。(クリストファーの意識は、生きていた。)
~おわり~
ひとこと
ロボットものが好きなので、評判は悪いがきっと気に入るだろうと思っていた。
案の定お気に入りとなった。
かなり高額な予算のわりに…という批評を多く聞くが、予算が出せるなら使えばいいのよと思っている。(他人事)
ミスター・ピーナッツ!