引用:Netflix
美しさの基準が強要される近未来のディストピア。1人の少女が義務化された美容整形手術の日を心待ちにするなか、彼女の友人が失踪。少女は友人を捜し出すため、未知への旅に乗り出していく。
出演:ジョーイ・キング、キース・パワーズ、ラヴァーン・コックス
以下、ロケ地など紹介。
原作
原作は、アメリカ人作家Scott Westerfeldの同名小説。
シリーズ化されている。この作品の続編はいつ頃になるのだろうか?
第2作 「Pretties」
第3作 「Specials」
第4作 「Extras」
日本語版も出版されている。
トワイライトゾーン"Number 12 Looks Just Like You"
海外ドラマ「トワイライトゾーン」シーズン5の"Number 12 Looks Just Like You"に設定が酷似している。
あらすじ
未来の世界では、19歳になると全員が「The Transformation(変身)」と呼ばれる肉体改造を行っていた。外見を番号付きのサンプルの中から選び、皆美しく生まれ変わる。このプロセスでは、外見が美しくなる以外にも、加齢により老化現象を抑えたり、病気に対する免疫が付与され、寿命が延び、さらに心理的矯正も行われていた。
18歳のマリリンは、この変身を受けないことを決意し、周囲の人は困惑する。
…といった内容。
ロケ地
屋内シーン
セントラル・ライブラリー Central Library (米・アトランタ)
アグリーズが暮らす屋内シーンの一部を撮影。
アグリーズが暮らす側の建物は、“醜い建築”と呼ばれたブルータリズム建築風にデザインされているようだ。打放しコンクリートの建物が映画内でよく使われていた。
橋のシーン
Park Drive Bridge(アトランタ)
上記屋内シーン同様、撮影は主にアメリカのジョージア州アトランタ周辺のようだ。
ニュー・プリティー・タウン(屋外シーン)
アトランタ植物園 Atlanta Botanical Garden
タリ―が、ぺリスを探すシーン。
Dr. Cableの本拠地
Porsche Experience Center Atlanta
様々な作品で使われている有名なロケ地。
ひとこと
よくある設定で、先は読める。
シリーズ化された作品の第一作目だと知らないと、ラストで肩透かしをくう。
クリフハンガーなエンディングだと知って観たほうが良いだろう。
個人的にはストーリーよりも、建築物などに注目していた。
アグリーズ側の居住地は、醜い建築と呼ばれた、ブルータリズム建築風な建物が登場し、手術し美しくなった人々が暮らす街は近未来的でキラキラ輝いていた。
日本でもルッキズムに関して問題視されてはいるが、テレビやSNSを観る限り、ゴリゴリの外見至上主義の国のように思える。美容クリニックに通うことが当たり前になりつつあり、芸能人も自ら進んで韓国のクリニックに通う様子など紹介している。シミひとつない肌、真っ白で完璧な歯並び、全身脱毛。
整形技術が発達し続け、永遠の30代みたいな高齢者が現れる日が来るかもしれない。